2015/05/19

里帰り?

2014年7月11日夕刻、鼻の先からお尻までの体長5センチ程のカエルを発見。小型ながらも正にヒキガエル柄のコスチュームを纏って、芝の上を池に向かって進行中。程なく池に到着すると躊躇せず水に入り、蓮の葉の上を移動しつつ辺りを眺めながら寛いでいる。
この直径90センチの狭い円形の池を満喫して、というより、生まれ故郷を懐かしんでいるよう。きっと春に旅立ったカエルのうちの一匹が挨拶に来たに違いないと勝手に断定。なおこの日以降一度もカエルの姿を見る事無く冬を迎える事となった。

ちなみに今年も春にヒキガエルの鳴き声を聞いたので、また卵チューブが見られると期待が高まったものの、残念ながら実現せず。今年は離れたところで鳴くカジカガエルの澄んだ歌声を楽しむ事にしよう。(J)



2015/04/11

旅立ち

 5月下旬、池の周りで黒い粒々が動いているのを目撃。シッポが取れてカエルの形になった元オタマジャクシたちだ。生まれ故郷の池を後にして何かに惹かれるように、右に左に思い思いの方向に歩みを進めている。待ち針ほどの太さしかない手足でおぼつかない動きながらとてもはっきりした意思を持って目的地に向かっている事を感じさせる。
 そしてこの日を境に少しずつ出来立てのミニカエルたちが外に出てゆく事になる。全てが旅立つのに3週間ほども要した。水面に溢れるオタマを初めて見たときには、辺りに足の踏み場も無いくらいにびっしりと小さなカエルで埋め尽くされている壮観なシーンを想像してみたものだけれど、実際はそうではなかった。知らないうちに少しずつ少しずつ旅たって行ったのだった。
 晴れて日差しの強い日には、歩いている形のままコンクリートの上でミイラになっているものもそこかしこに見られたし、ヤマカガシの小さいのを水の周りで見かけた事も・・・。それを思うと500以上は生まれた筈のオタマたちが無事に大人になり次に命を引き継ぐ事が出来るのはせいぜい数匹ではないだろうか?少しでも多くが立派なヒキガエルになってくれる事を祈らずにはいられなかった。(J)

メダカと同居していた2匹、この瓶の縁は地上35cmほど。

地上まではどのように降りるのだろう。

水滴と一体化して移動中



とにかく前に進むのみ。

この日は曇り。晴れた日にはこの形で干涸びてしまうものも。

2015/03/10

手が出た

それから10日程、オタマには手が付いていた。生まれ出た日が同じなのだから当然かもしれないが、皆一斉に同じように変化しているのが何とも不思議で神秘的。
とは言えよく見ると、無数にうごめく中に体はひと回り大きいのに手足の付いていないか、ほんの申し訳程度にポツッと出っ張らせているだけというものが所々に混じっている。やはり多少の例外というか個体差が有るという事か。(J)
シッポまで入れても5〜6mm

図体は一回り大きいのに手足の出ないものが

足が出て

明るく晴れわたった5月中旬、水面を泳ぐオタマジャクシに足が生えていた。活発に泳ぎ回るオタマたちは、何だか嬉しそうだ。(J)

2015/02/10

オタマが池

 それから5日後親カエルが居なくなった。その翌々日、卵チューブの周りに無数のオタマジャクシを発見。水温が低いためか、しっぽを動かしているのは1匹のみ。他はグッタリして動かない。このまま死んでしまうのかと少し心配になる。
 さらに10日程経った春らしく暖かい日、水面いっぱいに元気に動くオタマジャクシたちを見る事ができた。日差しが水を暖め気分が良いのか、水面を真っ黒にして泳ぎ回り壁に付いた苔にむしゃぶりついている。(J)
全長2〜3ミリ

暖かくなると一斉に水面に上がってくる

2015/02/09

卵チューブ

 翌朝、池には半透明の白いゼリー状のチューブがうねうねと水草に絡んでいる。10ミリほどの太さの中に黒い粒がびっしりと詰まって圧倒的な量。延ばすと2m以上は間違いなく有りそう。
 ヒキガエルの姿は一匹のみ、大きい方の雄?は夜のうちに立ち去ったか?残った一匹は産みつけた卵を守るつもりか、近寄っても逃げ出す気配を見せない。(J)
水草に絡まって漂う卵チューブ(2014.3.28)

金魚にやられないようにネット状のトレイに移す

2015/02/08

カエルがやってきた

 始まりは昨年春の肌寒い朝の事。ヒキガエルがノソノソとシャラの木の下を歩いているのを目撃したことだった。しばらくすると池に肩までどっぷりと浸かり寛いだ様子で、池の住人になった事を宣言。
 翌日昼頃、なんと、体が一回り大きなヒキガエルがまたノソノソといや、イソイソと池に向かって歩いているのを目撃。その後しばらくして見ると鼻先だけ水面に出した直立姿勢でまさに合体中。体をぴったりと重ねて両者とも目を閉じて仕事に集中。水面に張り渡したネットの上に乗り上げたり水中に入ったり、時々場所は移動するものの体はぴったりと重ねたままで、暗くなってからも作業は続き夜8時頃にやっと離れているのを確認。
 午後3時頃から何と5時間以上もの長丁場。羨ましいような・・・、いや、義務を全うするため体力を消耗し必死で仕事をこなした2匹には「お疲れさま」と言ってあげたい。(J)

合体中!水中でも一心不乱(2014.3.27)